大阪梅田HEPナビオ院
多汗症ボトックス注射(頭皮・顔・ワキの汗止め)
ボトックスは医療・美容分野で非常に信頼された薬剤として知られており、筋肉の活動を抑制する効果があります。そのため、主として表情筋への注射として利用され、顔のしわやたるみの修正に活用されます。
このとき、ボトックスは神経終末でのアセチルコリンという神経伝達物質の放出を阻害することで効果を発現しています。ところが、発汗を司る神経終末でも同様にアセチルコリンが神経伝達を担っているため、過剰な発汗が見られる部位にボトックス注射を行うと、同様のメカニズムにより発汗の信号がブロックされ、多汗症に有効な治療が行えるのです。
また、発汗が抑制されることにより、体臭の管理にも一役買うことが期待されます。
多汗症ボトックス注射は施術部位によって異なりますが、短時間で施術が完了します。ワキは数分、頭皮は10~20分、顔面は約5分程度が目安になります(麻酔の時間は除く)。
また、注射直後に皮膚に膨疹(小さな膨らみ)が見られることがありますが、これはすぐに消えます。そのため、日常生活に影響を与えることなく、安心して治療を受けられます(ただし、一時的な内出血が発生することがあります)。
注射後数日で効果が現れ、約2週間で安定した効果が発現します。具体的には、約60%の人が2~3日で、約30%が1週間で、そして約10%が2週間で効果を感じると言われています。
多汗症ボトックス注射は、汗の量を効果的に抑制することで知られ、多くの患者様から高い満足度を得ています。治療効果は永久的ではありませんが、短時間の治療で3~6ヶ月間、汗の量を抑えられるため、非常に治療満足度が高いです。
定期的なボトックス注射によって、脳が制御する発汗のプロセスを調整し、長期的な効果をもたらすことが確認されいてます。特に、ワキの多汗症の治療においては、1回の注射だけでは一定期間の後に汗の量が完全に元に戻ってしまうことが多いですが、2回目の注射を受けることで1年近く汗の量が有意に減少したという研究結果が報告されています。
実際に、複数回の注射を行うことによって、完全治癒に至るケースも見られます。
薄着をする夏だけでなく厚着をする冬も、年間を通して脇の汗のシミに困っている方は少なくありません。様々な服装を楽しむことができなかったり、脇のムレから不快感を引き起こす可能性があります。多汗症ボトックス注射を受けて、これらの問題から解放される方が増加しています。
頭皮は髪の毛で覆われており熱がこもりやすいため、暑い時や緊張時に容易に汗をかきます。これが見た目に悪影響を及ぼし、周囲の人が不快に感じる場合があります。特に公の場で頻繁にスピーチをする方、管理職の方などからの治療の要望が、現在特に増加しています。
顔はまず最初に人の目に留まる場所のため、顔の汗は特別目立ってしまいがちです。そのような背景から、「汗かき」というと顔面の多汗症を指していることが多いです。過剰な顔汗は暑苦しい印象を与え、清潔感や身だしなみの維持が困難になります。その結果、この問題を解消しようとする方が多く、多汗症ボトックス注射治療を選ぶ人が増えています。
(治療の身体的負担の大きさや他に有効な代替治療が存在するという理由により、現在当院では手のひらの多汗症の治療は提供していません。)
手に平に過剰な汗をかくことは、日常生活上の困難を生みます。特に悪手など人とのコミュニケーションを取る場においてや、本のページをめくる、物をつかむといった手を使う作業時に困難を感じやすく、大変大きなストレスとなり得ます。
エースクリニック大阪梅田ヘップナビオ院では、患者様の利便性を考慮し、多汗症治療に以下の2種類のボツリヌストキシン製剤を用いております。
(製造元:アラガンジャパン社、原産国:アイルランド)
本製品は日本で厚生労働省により公式に承認されている薬品です(但し、眉間と目尻のしわ治療として)。温度管理や輸送管理など、厳格な品質管理のもとで提供されているため、安心して治療に使用できます。
(製造元:ヒューゲル社、原産国:韓国)
韓国製のボツリヌストキシン製剤の中でも、日本で非常に広く使用されている製品です。多汗症治療では大量のボツリヌストキシンを使用するため、この製剤は治療コストを抑えるための選択肢として導入しています。
医師による施術の説明を行います。不安な点や疑問点がありましたら遠慮なくご質問ください。
多汗症ボトックス注射は定期的にされる方が大変多いため、2回目以降の方は診察を省略させていただいております。
施術に際しましては、笑気を吸入していただくことでリラックスした状態で施術を受けていただけます。
(ご希望の場合のみ、別料金にて承ります。)
ボトックスを注射していきます。(画像は頭皮の例)
施術時間はワキで約3分、頭皮もしくはお顔で約10分です。
ボトックスは必ずその都度新しいバイアルを開封して薬液を作成するので、薬液が劣化して効果が落ちることがありません。
注射後はすぐにお帰りいただけます。特に日常生活において注意することはなく、当日から入浴も可能です。効果は注射してから2~3日後から徐々に現れ、1~2週間で安定します。
効果は約6ヶ月ですので、そのくらいの間隔で繰り返し治療を受けるとより効果的です。定期的に注射することでより汗の出にくい体質になっていくことが期待されます。
術後経過は手術方法によって多少差があります。
以下は大まかな目安を示します。
ほぼ通常通りの生活を送っていただけます。
2~3週間で自然に引いていきます。
2時間後より可能です。
特に制限はありません。
特に制限はありません。
当日の使用は避けてください。
脇:2~3分
頭皮:10~20分
顔:約5分
(いずれも麻酔の時間は除く)
効果の持続は4~6ヶ月です。
年に2~3回が目安です。繰り返し治療を行うことで汗の出にくい体質になっていきます。
注射時にチクチクと針を刺す痛みがあります。ご希望の方にはブロック麻酔や笑気麻酔、クリーム麻酔を行うこともできます(別料金)。
施術2週間後に治療効果の診察を行います。
妊娠する可能性のある女性は、最終投与後、月経が2回来るまで必ず避妊をしてください。
また、男性の場合は、最終投与後少なくとも3ヶ月間は避妊をしてください。
以下の事象が生じる可能性があります。
代償性発汗 | ボトックス注射部位の発汗が抑えられる一方、他部位からの発汗が増える可能性があります。臨床試験のデータ上、脇の下の場合の発生頻度は3%程度と言われていますが、交感神経を切断する手術で見られるような日常生活に支障を来すほどの代償性発汗はまず起こらないと考えられます。また、薬の効果が切れると代償性発汗も収まります。 |
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アレルギー | ボトックスに対するアレルギーは極めて稀と考えられますが、完全に否定はできません。 |
耐性 | 繰り返し注射することでごく一部の方に耐性が生じると言われています。なるべくそのようなことを避けるため、次回の注射は3ヶ月程度あけてください。 |
表情の変化 | 顔面に注射した場合、ボトックスが表情筋へ作用する可能性があります。 |
効果が乏しい | 脇ではほとんどいませんが、頭皮や顔では一部に効果が乏しいと感じられる方がいらっしゃいます。 |
下記のような方は施術を受けられませんのでご注意ください。
ボトックス注射は、汗を出す腺「エクリン汗腺」を支配する神経の末端に作用して、汗を出す信号をブロックし、発汗を抑制する効果があります。これにより、治療されたエリアの発汗量が軽減されます。
エースクリニック大阪梅田ヘップナビオ院では、ワキ、頭皮、顔の多汗症に対して治療を行っています。
施術部位により異なりますが、一般的に、脇で数分、頭皮で10~20分、顔面で約5分が目安です。(但し、麻酔の時間は含みません。)
短時間の施術でわずらわしさがほとんどありません。
効果の持続期間には個人差がありますが、一般的に脇で約6ヶ月、頭皮や顔で4~6ヶ月が目安になります。
そのため年に2~3回が目安になりますが、定期的に繰り返し行うことで効果の持続期間が長くなったり、非常に長期間効果が持続するといった例も見られます。
脇のボトックス注射は2~3分程度の施術で副作用もほぼありませんので、カウンセリング当日の施術も可能です。 頭皮や顔もそれほど時間はかかりませんので、当日の施術が可能です。
全く問題はありません。ダウンタイムもなく気軽に受けていただける施術です。
ほとんどの場合、ダウンタイムはありません。注射後すぐに通常の活動に戻ることができます。ただし、一時的な内出血が生じる場合があり、その場合は約2週間で自然に消失します。
多汗症ボトックス注射は一般的に安全な治療法ですが、副作用として一時的な内出血や腫れ、感染、アレルギーのリスクがあります。 また、注射した場所以外の場所からの発汗が増える代償性発汗も数%生じるとされていますが、通常日常生活に支障を来すほどのものではありません。 それ以外には、効果が乏しく感じる可能性、顔面に注射した場合には表情への影響が見られる可能性があります。
ボトックスの特性上、神経筋疾患のある方は治療を受けられない場合がございます。また、過去にボトックスの注射でアレルギー症状が出た方なども治療を受ける事ができません。加えて、妊娠されている方、妊娠の可能性のある方、授乳されている方も施術を受けることができません。
注射当日2時間後よりシャワー浴、入浴可能です。日常生活上で気をつけることはあまりありません。 ただし、所定の期間避妊をする必要があります。最終投与後、女性は月経が2回来るまで、男性は3ヶ月間、必ず避妊をするようにしてください。
一般的に、わきがの臭いはボトックス注射で軽減することが多いです。特に、臭いがそれほど強くない場合はボトックス注射で十分対応できる場合がほとんどです。しかし、臭いが強い場合はボトックス注射では臭いの軽減効果が不満足になる場合もあります。
※料金は税込表示です。
※麻酔をご希望される場合は、別途料金がかかります。
笑気麻酔8,800円、ブロック麻酔8,800円、表面麻酔11,000円
平成10年 | 大阪医科大学卒業 神戸大学医学部関連病院勤務 |
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平成20年 | 大阪大学付属病院形成外科勤務 同関連病院勤務 |
平成26年 | 大阪大学付属病院形成外科 助教 |
平成27年 | ベルランド総合病院形成外科 部長 |
平成30年 | 他院美容クリニック勤務 |
令和2年 | 医療法人一美会エースクリニック勤務 |
令和3年 | 医療法人一美会エースクリニック 大阪梅田院院長就任 |
令和6年 | 医療法人一美会エースクリニック 大阪梅田HEPナビオ院院長 |
日本形成外科学会/日本美容外科学会/日本創傷外科学会/日本乳房オンコプラスティック学会
日本形成外科学会認定形成外科専門医/美容外科専門医(JSAS)/医学博士
ミラドライ認定医/ウルセラ認定医/サーマクール認定医
ジュビダームビスタ施注資格/ボトックスビスタ施注資格
住所 | 〒530-0017 大阪府大阪市北区角田町7-10 HEP NAVIO 6階 HEPナビオウェルネスモール |
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診療科目 | 美容外科、美容皮膚科、形成外科 |
診療時間 | 10:00~19:00 完全予約制 |
休診日 | 日・祝 |
大阪梅田HEPナビオ院院長 谷 聡柄
エースクリニック大阪梅田ヘップナビオ院の多汗症ボトックス注射の紹介ページへようこそ。ご訪問いただき、誠に感謝申し上げます。
多汗症で苦しんでいる人は数多く存在します。これにより、日常生活や社交活動で困難を経験している人が非常に多くいるのが現状です。
国内の調査によりますと、どの部位の多汗症も有病率はおおむね約5%と報告されています。しかし、実際に医療機関を訪れた人の割合はそのうちのほんの5%しかいないのです。これは、多汗症の95%の人々が静かに苦しんでおり、解決策を見つけることができないと感じていることを意味しています。
多汗症は、ボトックス注射という比較的シンプルな治療方法によって症状を軽減することが可能です。そして、この治療が身体的、精神的にもたらす利益は言葉で言い表せないほどです。
当クリニックでは、多汗症ボトックス注射の普及を目指し、より多くの人々が身体的および精神的な苦しみから解放されることを真心から願っています。特に、頭皮や顔の多汗症は治療している施設も少なく、どうすることもできないと悩んでおられることを承知しています。私たちは多くの患者様が安心して生活できるよう努めており、満足していただけるよう、日々取り組んでおります。
多汗症にお悩みの方は、是非とも一度ご相談ください。共に多汗症の症状を管理し、コンプレックスを克服していく第一歩を踏み出しましょう。