大阪梅田HEPナビオ院
前頭筋吊り上げ術
生まれつき眼瞼挙筋の機能不全があり、まぶたを開けるのが困難な状態を、先天性眼瞼下垂と言います。
まぶたを開く動作は、主に眼瞼挙筋によって行われ、ミューラー筋や前頭筋が補助的な役割を果たしています。そのため、眼瞼挙筋がほぼ機能しない状況でも、まぶたが完全に開かないことはないのですが、顕著に開けにくい状態になります。通常のまぶたの開き方では瞳孔が隠れてしまうため、無意識に顎を突き出し、上から下方を見るような恰好になります。
このような場合、前頭筋吊り上げ術が適用されます。この手術では、大腿筋膜を用いて瞼板と前頭筋を結び付けます。これにより、額の筋肉(前頭筋)を活用してまぶたを開くことが可能となります。
このような場合に前頭筋吊り上げ術を選択します。この手術では大腿筋膜を利用して瞼板と前頭筋を接続します。これにより額の筋肉(前頭筋)を使って開瞼させるようにすることができます。
事前に太ももの膝関節の横あたりから局所麻酔下に大腿筋膜を採取します。このとき同部位の皮膚を数㎝切開します。
事前のプランニングに沿って医師がデザインを行います。自然に見えるように最大限配慮したデザインを行います。
極細の針にて局所麻酔を行います。
眼窩隔膜下を上方に剥離していき、大腿筋膜を通すトンネルを作成します。大腿筋膜の下端を瞼板に上端を前頭筋と縫合し固定します。術後大腿筋膜が収縮するためこの時点ではまだしっかりまぶたは開きません。
皮膚を縫合して手術終了となります。
経験豊富な医師が患者様の状態を診断し、どのような手術が最適かをプランニングします。併せてリスクの説明などもさせていただきます。
医師の説明にご納得いただき手術をご希望となった場合、手術日時をご予約いただきます。診察を行っていない段階での手術のご予約はお取りできません。
また、術前血液検査も行っていただきます。
前頭筋吊り上げ手術を行います。手術の所要時間は両側で2時間半、片側で2時間が平均的です。まぶたの二重部分と眉上の皮膚を切開します。
しばらくお冷やしをして休んでいただきます。
ご帰宅時、まぶたは腫れていますが、目は見えますのでご自身の足でお帰りいただけます。エースクリニックでは術後、皮膚の縫合はしますがガーゼ等による圧迫は行いません。
まぶたの腫れによっては視野が悪いこともありますので、徒歩、公共交通機関、タクシー、ご家族の方の運転によるお車のいずれかでご帰宅ください。
術後経過は手術方法によって多少差があります。
以下は大まかな目安を示します。
大きな腫れは2~3週間程度です。
皮下出血がある場合は2~3
週間程で引きます。
(洗顔)
翌々日より可能です。
(お化粧)
抜糸の翌日(8日後)より可能です。
(シャワー)
翌々日より可能です。
(入浴・サウナ)
湯船につかるのは抜糸の翌日(8日後)より可能です。
両側で2時間半、片側で2時間
局所麻酔のみで行います。
5~7日後に抜糸に来ていただきます。
1か月、3ヶ月、6ヶ月後にまぶたの開き具合のチェックを行います。
重度の眼瞼下垂症にも適応がある。
完全にまぶたが閉じないことが多い。
過矯正や低矯正になりやすい。
下方視したときに健側に比べてまぶたが開いた状態になる(眼瞼おくれ)。
下記のような方は施術を受けられませんのでご注意ください。
谷 聡柄
この手術では、二重のラインと眉毛の上のラインの2か所を切開しますが、この部分の傷跡は時間がたてばあまりわからないことがほとんどです。筋膜を採取した部分は数㎝の傷跡が残りますが、目立つ場所ではないのでそれ程は気にはならないかと思います。
谷 聡柄
手術後早期はまぶたの腫れも強い時期です。もちろんまぶたが腫れていたとしても目は見えますので、見た目を気にされなければ仕事も可能です。病気の治療ですので、事前に職場周囲の方に言っておいて手術を受ける方もたくさんいらっしゃいます。人目が気になるようであればしばらくはお休みをお取りいただいた方が良いかと思います。
平成10年 | 大阪医科大学卒業 神戸大学医学部関連病院勤務 |
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平成20年 | 大阪大学付属病院形成外科勤務 同関連病院勤務 |
平成26年 | 大阪大学付属病院形成外科 助教 |
平成27年 | ベルランド総合病院形成外科 部長 |
平成30年 | 他院美容クリニック勤務 |
令和2年 | 医療法人一美会エースクリニック勤務 |
令和3年 | 医療法人一美会エースクリニック 大阪梅田院院長就任 |
令和6年 | 医療法人一美会エースクリニック 大阪梅田HEPナビオ院院長 |
日本形成外科学会/日本美容外科学会/日本創傷外科学会/日本乳房オンコプラスティック学会
日本形成外科学会認定形成外科専門医/美容外科専門医(JSAS)/医学博士
ミラドライ認定医/ウルセラ認定医/サーマクール認定医
ジュビダームビスタ施注資格/ボトックスビスタ施注資格
住所 | 〒530-0017 大阪府大阪市北区角田町7-10 HEP NAVIO 6階 HEPナビオウェルネスモール |
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診療科目 | 美容外科、美容皮膚科、形成外科 |
診療時間 | 10:00~19:00 完全予約制 |
休診日 | 日・祝 |
大阪梅田HEPナビオ院院長 谷 聡柄