保険適用のわきが治療「反転剪除法」なら大阪梅田【エースクリニック】

反転剪除法は、脇の下の皮膚を切開して、皮下に存在するアポクリン腺を直視下に取り除く治療法です。これにより、わきが臭の発生源であるアポクリン腺をしっかりと除去できます。

手術は、片脇ごとにおおよそ30分から1時間の間で完了することが一般的です。ただし、体型が大きな男性の場合、やや時間がかかることがありますのでご注意ください。

すぐに手術を進めることは一般的ではありません。これは、手術を安全かつ適切に実施するために、術前の血液検査や診察を通じて手術の適応を確認する必要があるからです。そのため、初診日に手術を実施することはお受けしておりません。手術の日取りは、初診を終えてから改めて設定していただく形となります。ご理解とご協力をお願い致します。

反転剪除法については、一般的には中学生以上の方が対象となります。これは腋毛が充分に発生し、局部麻酔を受ける際の痛みに耐えることができる年齢からが適しているからです。ただし、個別の成長具合には差異がありますので、適切な手術時期は一概には定められません。アポクリン腺が完全に発達する前、あるいは途上の手術は、手術後にアポクリン腺が成長するリスクがあるため、第二次性徴が完了しアポクリン腺の発達が終了するのを待った上で手術を受けることをお勧めします。学生の方も手術を受けることは可能ですが、手術後には一定期間フォローアップが必要であり、また、手術後1ヶ月は激しい運動を避けなければならない点を考慮し、長期休み等を利用して手術を受けることをお勧めします。もちろん、未成年者の手術には保護者の承諾が必要となりますので、これを確保の上、手術をご検討ください。

反転剪除法は日帰りでの手術が可能で、エースクリニック大阪梅田ヘップナビオ院でもその形式で実施しています。手術は局所麻酔を用いるため、手術が終了すればすぐにご帰宅が可能です。従いまして、入院する必要はございません。

感じる痛みの度合いは個々によりますが、手術後直後から数日間、一定の痛みが発生することが予想されます。ただし、鎮痛剤を適切に利用することで、大半の方は痛みをコントロールできるでしょう。

反転剪除法を受けた後は、手術部位の安定と回復を図るため、概ね1週間の休息を推奨しています。ただし、職種によってはこの期間が変動することがあります。具体的には、肉体労働の方は、腕を酷使することが多いため、術後2週間の休息が必要です。一方で、事務職など肩をあまり使わないお仕事の方は、状況を見ながら早めに仕事に復帰可能ですが、1週間は圧迫した状態で過ごすため、服装に制限が出ることをご考慮ください。職種が上記以外の場合は、お仕事の内容により、必要な休息期間が変わる可能性がありますので、各ケースに応じて対応していただきます。 術後の安静は無用な合併症を避けるためには非常に重要ですので、安静が保てる状態を整えた上で、手術を受けてください。

手術直後は安静にしていただくことが肝心です。特に、腕を極力動かさないようにすることが必要です。特に、腕を高く上げたり、重い物を持ち上げないよう心掛けてください。軽い家事は可能ですが、できればしばらくは家族に手伝ってもらうことをお勧めします。車の運転は、圧迫が外れる手術後2週間を過ぎてからになります。また、1ヶ月間は激しい運動を控えてください。術後の安静が守られなかったことが原因で血腫や皮膚壊死などの合併症が起こる可能性があるため、注意が必要です。

患部（ワキ）を濡らさない下半身のみのシャワーであれば手術当日から可能です。 ワキのシャワー浴は圧迫が取れる1週間後より可能になります。 体をお湯につける入浴は抜糸がすむ2週間後からになります。

手術の方法上、皮膚を切開するため、傷が全く残らないということはありません。通常の経過では、時間の経過とともに傷跡は薄くなり、ほとんどの方はそれほど目立たなくなることが多いです。しかし、一部の方は傷が盛り上がったり（肥厚性瘢痕）、傷が目立つと感じる可能性があります。そのため、傷跡に対して特に心配な方は、他の治療方法も含めて検討されると良いでしょう。

手術には常に一定のリスクが伴います。本手術の場合、出血・血腫、感染・化膿、皮膚壊死、傷跡の問題などが考えられます。 当院では経験豊富な医師による手術を行うことでこれらのリスクを最小限に抑えています。しかし、手術手技の特質上、完全になくすることはできません。しかし、万が一、合併症が生じた場合は、適切に対処いたしますのでご安心ください。

この質問にお答えする前に、完治の定義をはっきりさせておかなければなりません。 現在のところ、どのような方法を行ったとしても、ワキガの臭いの原因であるアポクリン腺を100％完全に取り切ることはできません。 反転剪除法を行った場合、95％以上のアポクリン腺を除去することは可能です。その結果として、臭いが完全に無くなるとは言い切れないものの、日常生活上問題ない程度に臭いは大きく減ることになります。 日常生活上問題ない程度に臭いが減ることをもって完治とした場合、反転剪除法を行うことでわきがは完治することになります。 当院の手術半年後のアンケート調査によりますと、臭いを全く感じないという方は70％、手術前と比べて臭いが9割方減ったという方が25％、8割方減ったという方が5％という結果が出ています。

反転剪除法は臭いの原因であるアポクリン腺の除去を目的とした治療ですが、汗の原因であるエクリン腺もいくらかは除去されます。ただし、エクリン腺は大部分が皮膚の中にある組織であるため、皮膚の下にある組織であるアポクリン腺のようにしっかりとは除去できません。そのため、多汗症に対しても効果はあるが、約半分くらいになる方が多いという印象です。（エクリン腺に向かう神経や血管が手術により切断されるため、一時的には全く出なくなります。）しかし、ほとんど変わらないという方も結構いますので、当院としては本手術で腋の多汗症治療はできないと考えています。

黄ばみの原因はアポクリン腺が分泌する成分です。反転剪除法ではアポクリン腺を徹底的に除去するので、脇の黄ばみは著明に改善します。

他院の手術後で臭いがまだ気になるといった方の再手術も行っております。ご自身で臭いがまだ気になり、実際に他覚的にも臭いが結構残っているという方は、アポクリン腺がかなりの量取り残されていることがほとんどです。その場合は残っているアポクリン腺を再度しっかりと取り除くことで症状の改善が期待できます。

術後はしばらくの間ワキの皮膚に色素沈着が出ます。色素沈着があるとレーザー脱毛や光脱毛ができません。また、色素沈着が引くには結構時間がかかることも多く、数年かかる場合もあります。そのため、脱毛を終えてから手術をされるか、一旦脱毛を中断して手術を行うことになります。

結論からいいますと、差は全くありません。保険だから手を抜くということも全くありませんのでご安心ください。

腋臭症の治療以外の費用も含め、医療費の年間の自己負担額が10万円以上であれば、確定申告あるいは年末調整をすることにより医療費控除が受けられます。領収書は通常再発行できないため、大切に保管ください。また、ご自身で任意に加入されている医療保険などから手術給付金を受け取った場合は、その分の金額を引いて計算する必要があります。

以下、3割自己負担として説明いたします。 手術費用のみですと両脇で約36,000円ですが、 これに初診料、術前血液検査料、薬剤料、再診料などが必要となりますので、 最終的には両腋で約4万円程度になります。 術後の経過によりこれより金額が大きくなることもありますので、その点はご了承ください。