ベビーコラーゲンとは?
ベビーコラーゲンは、I型コラーゲンとⅢ型コラーゲンを50:50の比率で配合した世界初にして唯一のヒト胎盤由来コラーゲン注入剤です。これまでにもコラーゲン注入剤はありましたが、従来のものはⅠ型とⅢ型の比率が95:5とⅢ型の割合が少ないものでした。赤ちゃんのときには多く大人になると減ってしまうⅢ型コラーゲンの比率を高くすることで、失われたⅢ型コラーゲンを補充し、赤ちゃんのときの肌に近づけます。ベビーコラーゲンは肌のなじみに優れた注入剤で、ヒアルロン酸などでは治療の難しい目の周りの小じわやクマ、口周りのしわの治療に大変有効です。
コラーゲンとは?
コラーゲンは、身体を構成する最も重要なタンパク質の一つです。実に身体の全タンパク質の量の1/3を占めています。現在わかっているもので19種類の型が存在し、Ⅰ型、Ⅱ型、Ⅲ型というように分類されています。人間の身体の約20%はタンパク質からなり、その全タンパク質の約30%はコラーゲンです。つまり体の6%はコラーゲンということです。コラーゲンは主に皮膚や靭帯、腱、骨、軟骨などに存在しますが、体内のコラーゲンの40%は皮膚に存在します。また、真皮の70%はコラーゲンから成ります。その一方でヒアルロン酸は1%未満しか含有されていません。つまり、人間の皮膚のほとんどはコラーゲンでできているのです。その皮膚のコラーゲンは主にⅠ型とⅢ型のコラーゲンで構成されます。
Ⅲ型コラーゲンとは?
赤ちゃんの皮膚と大人の皮膚とではコラーゲンの組成が全く異なります。赤ちゃんの皮膚ではⅠ型とⅢ型の比率が50:50なのに対して、大人の皮膚では95:5です。大人になるにつれてⅢ型コラーゲンの比率がガクンと下がってしまうのです。そのためⅢ型コラーゲンの量を増やすことで赤ちゃん肌に近づくことができるわけです。また、近年、Ⅲ型コラーゲンが組織の再生に関わっていることが注目されています。創傷治癒の初期段階においてⅢ型コラーゲンが増殖し治癒の土台として働くことがわかってきました。大人になると子供の頃より傷の治りが遅いのはこのⅢ型コラーゲンが減っているからなのです。
ベビーコラーゲン注射の特長
特長1 肌へのなじみに優れる
ベビーコラーゲンは肌へのなじみが大変優れた注入剤です。そのためヒアルロン酸では治療の難しい皮膚の薄い部位(目の周りや額など)や細かいしわ、目の下のクマなどの治療に有用です。また、ヒアルロン酸などは皮膚の薄い部位に浅く入れると青く浮き出て見えてしまうことがありますが(チンダル現象)、ベビーコラーゲンではこのようなことはありません。
特長2 高い安全性
人由来のコラーゲンを原料とし、さらに抗原性を処理したコラーゲンのため、アレルギーを生じる可能性はほぼありません。
特長3 減少する成分をそのまま補う
大人になると失われるお肌の成分そのものを補う治療だから、最も理にかなった治療です。自然な若々しいお肌へと導きます。
適応
基本的に体表面の皮膚であればどこにでも注入することが可能です。主に顔や首のしわ、目の下のクマ、デコルテ、手の甲が治療対象となります。