大阪梅田HEPナビオ院
脂肪注入(CRF・マイクロCRF)
脂肪注入とは、脂肪吸引の手法を用いて自身の脂肪を採取し、顔や体の特定の部位に注入することで、理想的な輪郭やフェイスライン、そしてボディラインを手に入れる方法です。これにより、自然な仕上がりで美しい輪郭の顔や身体を実現することができます。
脂肪注入がよく行われる部位は、顔では額やこめかみ、頬の凹んでいる部分、目の下のクマなどがあります。また、体では手やバスト、お尻の形状を整えることも可能です。
脂肪注入の目的は、皮下組織のボリュームを増やしたり、目立つ溝を埋めることです。同様の目的で行われる施術は他にもありますが、脂肪注入は自分自身の脂肪を利用するため、人工的な仕上がりではなく、より自然な外観を目指すことができるのが最大の特徴です。
自己脂肪組織は最高のフィラー
自身の脂肪組織は体中に存在しているため、容易に確保できる上、アレルギー反応が起こりにくく、痛みや不快感を最小限に抑えることができ、また凹凸感も少ないため、数々の利点があります。そのため、脂肪組織は「最適なフィラー」と高く評価されています。
脂肪注入の魅力は、他の手法(インプラント挿入、ヒアルロン酸注入など)と比較して、異物反応を引き起こさず(=硬さを感じさせない)、自然な触感と滑らかなラインを形成することができる点にあります。ただし、一部の注入脂肪が吸収される可能性があるため、期待通りの結果が得られないことがデメリットとして挙げられます。
このような課題を解決するために、最先端の脂肪注入術「コンデンスリッチファット(CRF)注入法」が開発されました。この革新的な手法では、特別なシリンジを使用して無菌的に採取された脂肪を遠心分離し、麻酔液や不活性・老化細胞、オイルなどの不純物を完全に取り除きます。その結果、CRFはほとんどが脂肪細胞で構成されており、注入後の脂肪の定着率が大幅に向上することが可能となりました。また、石灰化やしこり形成といったリスクも最小限に抑えられます。
CRFは比較的大きな脂肪塊の状態なため、お顔やバストやヒップなどの大量のボリュームアップには適していますが、顔の微細な溝や目の下のクマなどに注入するには適していません。CRFを細かい細胞レベルまで砕き、極細い針で繊細に注入できるよう専用の機械(フィラージェラー)でジェル状にしたものをマイクロCRFと言います。粒子の細かいヒアルロン酸のように繊細に注入することができ、かつ高い定着率が特徴です。
CRF(コンデンスリッチファット)の粒子は通常の皮下注入においては十分に小さく、問題なく使用することができます。ただし、皮膚が薄い部位に注入する際には、比較的大きな脂肪の塊として存在するため、顔の細かな溝や目の下のクマへの適用にはやや適さないと言えます。
そこで登場するのが「マイクロCRF」です。マイクロCRFは、専用の機器を使用してCRFを細かく砕き、細いカニューレを使用して繊細に注入できるジェル状にするものです。これにより、ヒアルロン酸のように粒子が細かくなり、繊細な注入が可能となります。また、高い定着率を保つという特徴もあります。
マイクロCRFは、より微細な脂肪注入を実現する技術であり、この技術を通じてより繊細な美しさを実現することができます。
脂肪注入は比較的古くから行われている手法であり、その方法にはいくつかの種類が存在します。しかしながら、多くの施設では、単純に採取した脂肪を注入するだけの方法が用いられています。これでは注入物に不純物(麻酔液・血液・オイルなど)が多く含まれているため、定着率が非常に低くなりがちです。これに対し、コンデンスリッチファット(CRF)注入法では、吸収されてしまう無駄な成分をあらかじめ取り除くことで、高い定着率を実現し、確かなボリュームアップを可能にします。
脂肪注入は、インプラントのような人工物を体内に入れる場合と比べて、異物反応のリスクが低く、触感や外観も自然です。一方で、従来の脂肪注入法では、注入した脂肪が壊死することで生じる石灰化・しこりの形成リスクも存在しました。しかしながら、CRF注入法では、濃縮技術によって壊死の可能性がある細胞をあらかじめ除去し、健康な脂肪のみを無菌状態で注入します。これにより、前述のようなリスクが大幅に減少します。
※エースクリニック名古屋院は日本医療脂肪幹細胞研究会(CRF協会)より 正式認可を受けた施設です。正規プロセスを遵守してCRFの作成を行っています。
コンデンスリッチファット(CRF)注入法は脂肪の粒子が均一であるため、微細な調整や造形が可能です。また、マイクロコンデンスリッチファット(マイクロCRF)ならば、皮膚が薄い目の周囲へも滑らかで自然な仕上がりを実現することができます。
エースクリニック大阪梅田ヘップナビオ院では、脂肪注入術にMAFTガン(マフトガン)を活用しております。これは、脂肪移植に新しい可能性を開く、先端技術のリポグラフト装置となります。
脂肪注入の効果を最大限に引き出すには、均一な注入技術が重要なキーポイントとなります。一般的に、脂肪注入は医師の経験と手の感覚に頼りますが、その結果、脂肪の生着率は50%以下とも言われています。さらに、手作業による微妙なばらつきから石灰化、しこり、壊死、表面の凹凸といった問題が生じる可能性もあります。
これに対し、脂肪注入術の世界的な権威であるTsai-Ming Lin医師が開発したMAFTガンは、精度と緻密さを備えた画期的な装置です。これにより、微量かつ一定の脂肪を正確に注入でき、定着率を高めるだけでなく、合併症のリスクも低減します。自然で美しい仕上がりを求める方々にとって、MAFTガンの導入は、安心と信頼の証と言えるでしょう。
当院では脂肪注入術を極力痛みなく快適に受けていただけるよう、笑気麻酔、静脈麻酔、エクスパレル麻酔のオプション麻酔をご用意しています。これらをご利用いただくことにより、痛みを最小限に快適に施術を受けていただくことができます。
ヒアルロン酸注入 | 従来の脂肪注入 | コンデンスリッチファット注入 | マイクロコンデンスリッチファット注入 | |
---|---|---|---|---|
治療の概要 | 注射器でヒアルロン酸を注入する。 | 吸引した自分の脂肪を そのまま注入する。 | 採取した脂肪を 遠心分離し、 不純物を排した状態で 注入する。 | CRFを 細かく カッティングし 作成する。 |
メリット | 注射のみで手軽 | 何度も繰り返す必要がない | 何度も繰り返す必要がない | 皮膚の薄い 目周りにも 繊細に 注入できる。 |
デメリット | 吸収されてなくなる | 定着率が悪い しこりになりやすい | 高価 | 作成過程での 脂肪のロスが 大きい。 |
定着率 | 30%未満 | 平均80% | 平均80% | |
効果の持続期間 | 半年~1年で吸収される。 | 長い | 長い | 長い |
施術時間 | 数分 | 約1時間 | 脂肪採取:約30分 脂肪加工:約30分 脂肪注入:約30分 | 脂肪採取:約30分 脂肪加工:約30分 脂肪注入:約30分 |
注入する脂肪の質 | コンデンスされていない脂肪 (死活、老化細胞を含む) | 濃縮された 健全な 脂肪細胞 (CRF)コンデンスされた健全な脂肪細胞 (CRF) | 細かく カッティングされた 脂肪 (マイクロCRF) |
医師によるカウンセリングを行います。
どのようになりたいのか、ご希望をおきかせください。
予算等も遠慮なくご相談ください。
ここで施術内容を決定いたします。
医師の説明にご納得いただき手術をご希望となった場合、手術日時をご予約いただきます。診察を行っていない段階での手術のご予約はお取りできません。
また、術前血液検査も行っていただきます。
CRF(コンデンスリッチファット)用の専用シリンジを用いて外気に触れない無菌状態で脂肪を採取します。
採取した脂肪が入っているシリンジをFDA認可の専用機器LIPOMAX-SCにセットし、遠心分離します。
心分離すると、上から排泄オイル(=トリグリセライド(死活・老化細胞))、脂肪、血液や細胞膜などの不純物の三層に分かれます。三層に分かれたうちの、上の排泄オイルと下の不純物とを廃棄し、脂肪のみをシリンジ内に残します。これでCRF(コンデンスリッチファット)が作成されます。
作成したマイクロCRFを膨らませたい部位(上まぶた、下まぶた、こめかみ、頬、鼻筋、あご、しわなど)に注入します。
ご帰宅時、注入部位は腫れていますが、目は見えますのでご自身の足でお帰りいただけます。
まぶたの腫れによっては視野が悪いこともありますので、徒歩、公共交通機関、タクシー、ご家族の方の運転によるお車のいずれかでご帰宅ください。
術後の状態を確認、場合によっては処置するために術後再度診察を行います。
術後の過ごし方等ご不明点・ご不安な点はなんでもご相談ください。
担当医師大阪梅田ヘップナビオ院院長 谷 聡柄 院長
施術のリスク/副作用
皮下出血、感染、(使用する薬剤に対する)アレルギー、脂肪の定着が悪い、塞栓症、仕上がりの左右差、凹凸、肉芽腫形成等。
施術の総額費用(税込)660,000円
担当医師大阪梅田ヘップナビオ院院長 谷 聡柄 院長
施術のリスク/副作用
出血・血腫、感染・化膿、アレルギー・アナフィラキシー、しわが増えたと感じる、注入脂肪の過剰な吸収、仕上がりの左右差、膨らみが残る、へこみができる、ドライアイなど。
施術の総額費用(税込)495,000円
担当医師大阪梅田ヘップナビオ院院長 谷 聡柄 院長
施術のリスク/副作用
出血・血腫、感染・化膿、アレルギー・アナフィラキシー、しわが増えたと感じる、注入脂肪の過剰な吸収、仕上がりの左右差、膨らみが残る、へこみができる、ドライアイなど。
施術の総額費用(税込)495,000円
担当医師理事長 竹内 孝基 医師
施術のリスク/副作用
皮下出血、感染、(使用する薬剤に対する)アレルギー、脂肪の定着が悪い、塞栓症、仕上がりの左右差、凹凸、肉芽腫形成等。
施術の総額費用(税込)660,000円
担当医師大阪梅田ヘップナビオ院院長 谷 聡柄 院長
施術のリスク/副作用
出血・血腫、感染・化膿、アレルギー・アナフィラキシー、しわが増えたと感じる、注入脂肪の過剰な吸収、仕上がりの左右差、膨らみが残る、へこみができる、ドライアイなど。
施術の総額費用(税込)495,000円
術後経過は手術方法によって多少差があります。
以下は大まかな目安を示します。
1週間程度。強い腫れは稀です。
あった場合は約2週間で自然に引きます。
翌日より可能です。
翌日より可能です。
脂肪採取部位の痛みが強い間は避けてください。
激しい運動は術後2週間控えてください。
腫れていると感じる間は控えてください。
脂肪の定着率を下げる恐れがあるため、手術前後の1ヶ月間の禁煙をおすすめします。
脂肪の採取に約30分。
脂肪の加工(CRF作成・マイクロCRF作成)に約30分。
脂肪の注入に約30分。
合計で1時間半~2時間。
局所麻酔で行います。
笑気麻酔、静脈麻酔、エクスパレル麻酔(長時間持続型の局所麻酔)をオプションでつけることができます。
脂肪採取:局所麻酔時の痛みが多少あります。(オプションの麻酔をつけると無痛です。)
脂肪注入:局所麻酔やブロック麻酔を併用するため、痛みは最小限です。
以下のタイミングで診察を設けています。
1週間後:脂肪採取部位の抜糸
1ヶ月後:状態のチェック(中間)
3ヶ月後:状態のチェック(最終)
異物を使用せず、ご自身の組織でボリュームアップできます。
注入した脂肪に対してアレルギー反応が生じることがありません。
注入した脂肪の定着量を正確に予測することができません。
そのため、人によってはかなり吸収されてしまったと感じる場合があります。
注入後3ヶ月間は、注入部位の強いマッサージや圧迫を避けてください。
特にうつぶせ寝などはしないようにしてください。
出血・血腫 | 出血や血液が溜まった場合は処置を行います。(脂肪採取部位) |
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感染・化膿 | 感染が疑われる場合は抗生剤の投与を行います。 |
アレルギー・アナフィラキシー | 使用する局所麻酔薬や飲み薬に対するアレルギー反応が起こる可能性があります。 |
脂肪の定着が悪い | 注入した脂肪が過度に吸収されて期待された状態にならないことがあります。 |
しこり形成 | 注入した脂肪がしこり状になることがあります。 |
仕上がりの左右差 | 左右の差が少なくなるように処置をしますが、いくらかの差は生じる可能性があります。 |
血管閉塞 | 注入する脂肪により血管が外部より圧迫されたり、注入脂肪が血管内に入り、血管閉塞を起こす可能性があります。これを極力避けるために過度の量を注入しない、注入時には先端のとがった針ではなく鈍的なカニューレを使用するなどの措置を講じています。 |
下記のような方は施術を受けられませんのでご注意ください。
※料金は税込表示です。
※例えばこめかみに注入する場合は、275,000円(脂肪採取料・マイクロCRF作製料)+220,000円(こめかみの注入料)=495,000円となります。
※静脈麻酔を希望される場合は+88,000円となります。
※脂肪の凍結保存(6ヶ月)を希望される場合の脂肪凍結保存料金は165,000円となります。
※1年以内の再注入をされる際の注入料は半額となります。
平成10年 | 大阪医科大学卒業 神戸大学医学部関連病院勤務 |
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平成20年 | 大阪大学付属病院形成外科勤務 同関連病院勤務 |
平成26年 | 大阪大学付属病院形成外科 助教 |
平成27年 | ベルランド総合病院形成外科 部長 |
平成30年 | 他院美容クリニック勤務 |
令和2年 | 医療法人一美会エースクリニック勤務 |
令和3年 | 医療法人一美会エースクリニック 大阪梅田院院長就任 |
令和6年 | 医療法人一美会エースクリニック 大阪梅田HEPナビオ院院長 |
日本形成外科学会/日本美容外科学会/日本創傷外科学会/日本乳房オンコプラスティック学会
日本形成外科学会認定形成外科専門医/美容外科専門医(JSAS)/医学博士
ミラドライ認定医/ウルセラ認定医/サーマクール認定医
ジュビダームビスタ施注資格/ボトックスビスタ施注資格
住所 | 〒530-0017 大阪府大阪市北区角田町7-10 HEP NAVIO 6階 HEPナビオウェルネスモール |
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診療科目 | 美容外科、美容皮膚科、形成外科 |
診療時間 | 10:00~19:00 完全予約制 |
休診日 | 日・祝 |
大阪梅田HEPナビオ院院長 谷 聡柄
エースクリニック大阪梅田ヘップナビオ院の脂肪注入ページをご覧いただき、ありがとうございます。
脂肪注入は美容施術の中でも長い歴史を持つ方法です。自身の組織を使用するため、アレルギー反応が起こりにくく、滑らかな仕上がりを実現することができます。ただし、従来の方法では結果にばらつきが生じることやしこりの形成などの問題がありました。
私たちはこれらの課題を解決するために、最新の脂肪注入技術であるコンデンスリッチファット法やMAFTガンを導入しています。コンデンスリッチファット法では、採取した脂肪から不純物を徹底的に取り除き、高品質な脂肪細胞を作り出します。一方、MAFTガンは微細な量の脂肪を均一かつ正確に注入する革新的な技術です。これらの技術の導入により、脂肪注入の一貫性と正確性が向上し、安全性と結果の予測性が格段に向上しました。
私たちはこれらの先端技術を活用し、一人ひとりのご要望に応じた最良の治療を提供できる自信を持っています。美と健康を追求するために、常に最新の医療技術と専門知識を駆使し、最高品質の治療を提供することをお約束します。皆さまと共に、より美しく健康な未来を築いていきましょう。