– Doctor message –ドクターメッセージ
医療法人一美会理事長 竹内孝基

タトゥー除去を希望される方が増えています。
除去を決断する理由は様々ですが、「就職や結婚を機に」という方も大変多いです。
しかし、タトゥーの除去は、それを入れるときに比べて何倍も大変な作業です。
除去をためらう原因には、除去に要する期間や施術時の痛みなどが挙げられますが、挫折する一番の原因、それは施術料金です。
実際の所、レーザーでタトゥーを消そうとした場合、何回も繰り返し照射する必要があり、必然的に費用がかさんでしまいがちです。
エースクリニックでは、患者様が途中で挫折してしまわないように1年間のパック料金もご用意しています。
タトゥー除去をお考えの方の一助に私共がなれればと願っております。
【所属学会】
日本美容外科学会 専門医/日本再生医療学会/日本抗加齢医学会/日本レーザー医学会/日本眼形成再建外科学会
ウルセラ認定医/サーマクール認定医/ミラドライ認定医
【略歴】
平成9年 大阪大学医学部 卒業
平成12年 大塚美容形成外科勤務 金沢院・名古屋院院長を務める
平成22年 医療法人一美会エースクリニックを開院
─ タトゥー除去をあきらめる理由 ─

タトゥー・刺青除去の施術紹介
レーザー除去
なるべく肌を傷つけずにきれいにタトゥー(刺青)を除去したい方はまずレーザー治療を検討すると良いでしょう。高エネルギーのレーザー光がタトゥーの色素を細かく破壊します。エースクリニックでは、従来のレーザーでは取ることが難しかった「青」のタトゥーにも対応できるピコレーザーを使用しています。オールカラーのタトゥーに対応できます。
レーザー除去 詳しくはこちら
切除術
急いでタトゥーを除去したい方は切除術を検討します。タトゥー部分の皮膚を切除し、欠損部の皮膚を縫い合わせます。結果的には傷ができますので小範囲のタトゥーのみで対応しております。
切除術 詳しくはこちら
タトゥー・刺青とは?
色素を皮膚に永久的に残る状態にしたものをタトゥー・刺青と言います。
皮膚の深い部位(真皮層)に色素を注入すると、そこに色素が閉じ込められて自然に消失することはありません。
そのため、古来より永久的な装飾・化粧・目印として利用されてきました。
また、怪我をした際に砂や砂利、アスファルトの色素などが皮膚に埋入して残ってしまう外傷性刺青というものもあります。
近年、ファッションとしてのタトゥー・刺青は特に若い方達の間で人気があり、タトゥーをされている方を街中で見かけるのは別段珍しいことではありません。
一方で、一時の勢いでタトゥーを入れてしまったことに対して強く後悔している方も多くいらっしゃいます。プール、公衆浴場やスポーツジムなどに行けなかったり、就職で問題になったりと、多くの不利益をこうむってしまう可能性があります。そのため、タトゥー・刺青の消去を希望される方が大変多いのが現状です。
レーザーによるタトゥー除去
ピコ秒レーザーによるタトゥー除去
エースクリニックではタトゥー(刺青)除去の治療にはピコ秒レーザーを使用します。
ピコ秒レーザーとは、電気的シャッターを用いて非常に強いレーザー光をピコ秒(1ピコ秒=1兆分の1秒)という非常に短い時間照射する機械です。
非常に強いエネルギーを持つため皮膚の深くまで達することができ、また照射時間が非常に短いためターゲット(色素)の周囲に熱ダメージを与えにくいという特徴があります。現時点でピコ秒レーザーは、真皮内の色素を選択的に破壊する方法として最も良い治療法とされています。タトゥー(刺青)は真皮内に色素が入っている状態なので、つまりはピコ秒レーザーは光学的機器を用いたタトゥー除去に最も適した方法ということになります。
エースクリニックで使用しているピコ秒レーザー
エースクリニックではタトゥー除去用のレーザーにシネロン・キャンデラ社のピコウェイ(Picoway)を採用しています。1,064nm(黒用)と532nm(赤用)、785nmの3つの波長のレーザー光を照射することができ、刺青・アートメイクの除去以外に、太田母斑などの真皮性色素病変の治療や注目の肝斑治療ピコレーザートーニングも可能です。
(2018年9月13日厚生労働省の承認を取得)
施術の特長
Point. 1 ピコ秒レーザーで、ターゲットの色素のみ破壊
ピコ秒レーザーとは、非常に強いレーザー光をピコ秒(1ピコ秒=1兆分の1秒)という非常に短い時間照射します。ピコ秒レーザーの強烈なエネルギーは真皮内の色素を選択的に破壊します。また照射時間がピコ秒と短いので周囲に熱ダメージを与えにくいという特徴があります。
Point. 2 フルカラーのタトゥーに対応
ピコレーザー |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
◎ |
YAG(1,064nm) |
× |
× |
× |
× |
× |
△ |
〇 |
◎ |
半波長YAG(532nm) |
〇 |
〇 |
〇 |
× |
× |
× |
× |
〇 |
785nm |
× |
× |
× |
〇 |
〇 |
〇 |
△ |
◎ |
◎:良好に反応 ○:まずまず反応 △:多少反応 ×:ほとんど反応しない
今までタトゥー除去レーザーに搭載されていた波長は、黒一色のタトゥーのみに反応する1064nmでした。当院で使用しているピコ秒レーザー「ピコウェイ」は、YAGレーザー(1064nm)、半波長YAGレーザー(532nm)に加えて785nmの波長のレーザーの3波長のレーザーを搭載し、オールカラーのタトゥー除去が可能です。
Point. 3 タトゥーのインク粒子を小さく粉砕
ピコ秒レーザーはタトゥーインクを微粒子サイズに小さく砕くことができるようになりました。従来のナノセカンドレーザー(ナノ秒:10億分の1秒)では除去しきれなかった、赤、青や緑などのインクの刺青・タトゥーもより細かく破壊することができ、色素沈着のリスクが低く、少ない回数で治療できます。
Point. 4 大口径でハイパワー照射が可能
色素のある深さまでレーザーを到達させるには大口径でハイパワーのレーザー照射が不可欠です。このレーザーは最大照射径10mm、最大出力1500mJの強力なレーザー光を照射可能です。
Point. 5 均一なレーザーパワー照射で、皮膚ダメージを抑える
True Flat-Top Beamといわれる美しいほどに均一なレーザーの波形を形成します。通常のレーザー光は照射エネルギーが中心部の一か所に集中して治療部位に対してぐっと刺さるように出るのですが、このレーザー光は台形型に照射部位に均一にパワーを与えるため、皮膚ダメージを抑えつつタトゥーの除去が可能となります。
Point. 6 3種類の波長を使い分けとタトゥーの色
黒色の色素は基本的にどの色の光も吸収するという特性があります。
この場合、どの波長のレーザー光を使用しても治療が可能ですが、深達性の良いヤグレーザー(1064nm)による治療が最も適しています。
他の色の場合、その色の補色に相当する波長のレーザーで治療します。
例えば赤色の色素は、赤色の補色である緑色の光を最も吸収するので緑色領域の波長のレーザー光である半波長ヤグレーザー(532nm)を照射します。逆に緑色の色素の破壊には、赤色の波長領域のレーザーを使用しますが、ピコウェイでは785nmの波長のレーザーがこれに対応します。
他の色の色素も同様の考え方により、消したい色の補色領域に近い波長のレーザー光を使います。
施術の流れ
- STEP1 カウンセリング
-
除去したい刺青・タトゥーがレーザー治療の適応かどうかについて、ご希望を踏まえながら、診察・カウンセリングを行います。
- STEP2 アイシング
-
痛みを緩和するためにアイシングを行います。
- STEP3 レーザー照射
-
医師が治療部位のタトゥーにレーザーを照射します。照射直後は皮膚表面が白く反応し、少し盛り上がります。周囲はやや赤くなり、むくんだ感じになります。
- STEP4 ドレッシング
-
軟膏を塗って上から肌色のテープを貼ります。
数日間同様の処置を患者様自身で行っていただきます。このとき絶対に掻いたりこすったりしないで下さい。
- STEP5 アフターケア
-
レーザー照射部位にはうすいかさぶたのようなものができますが、1週間から10日程で自然にはがれてきますので、絶対に無理に剥がさないでください(かさぶたはできないこともあります)。
治療後日焼けは絶対に避け、腕や足などの露出部位の場合は必ず日焼け止めを使用してください。次回の照射は2ヵ月後以降となります。
施術のポイント
- Point1
- 所要時間
- 10㎠程度で約1分
- Point2
- 施術回数・間隔
- 2ヵ月間隔をあけて、6~12回(サイズ・色・タトゥーの深さにより変わる)が目安。
色見が濃い場合やカラータトゥーの場合はそれ以上かかることもあります。
- Point3
- 痛み
- 感じ方は人それぞれですが、輪ゴムでバチンとはじかれたような痛みがあります。事前に麻酔テープをお渡ししますので、来院の30分ほど前に貼付してご来院ください。
- Point4
- ダウンタイム
- かさぶたのようなものができますが、1週間~10日程で剥がれます。
- Point5
- アフターケア
- 1週間~10日程度は、軟膏を塗って上から肌色のテープを貼ってください。肌が露出する部分は、必ず日焼け止めをご使用ください。
リスク・副作用
基本的にはレーザーによるタトゥー除去はリスクの大きい施術ではありませんが、以下のようなリスクがあります。
- 熱傷
- タトゥー除去に使用するピコ秒レーザーは熱を拡散させにくいレーザーなので、熱傷のリスクは大きくはないですが、ときに水泡形成など反応を起こすことがあります。その場合、後に色素沈着を生じたり、瘢痕(傷跡)を形成することが。
- 色素沈着
- レーザーによる刺激で皮膚のメラニン量が増加した状態です。通常は時間とともに軽快していきます。
- 色素脱失
- 繰り返しレーザーを照射することにより、本来あるべきはずのメラニンまでも薄くなってしまい照射部位の肌が周囲より白くなってしまう状態です。生じると治すことは難しいと言われています。多数回のレーザー照射になると生じやすくなります。
- タトゥー残存
- 最終的にどうしても一部色素が残ってしまうことがあります。色素が非常に深い位置に入っている場合やレーザーに反応しにくい材質の色素の場合などは何度照射しても完全には取れない可能性があります。
タトゥー切除とは?
切除術は、タトゥー(刺青)の入った部分の皮膚を切り取り縫い合わせるという方法で、タトゥーを最も早く除去できる方法です。
タトゥーは形や大きさが様々なので、その切除デザインも様々です。なるべくタトゥーの入っていない部分の皮膚を切除しないように、最適な縫い合わせ方法を考えながら縫い合わせていきます。従って、縫合線の形状も様々になります。
小~中くらいの大きさのタトゥーや、細長い形状であったり、皮膚に余裕があれば1回の治療で完全除去が可能です(単純切除術)。大きなものや皮膚の余裕がない部分のものは複数回に分けて切除します(分割切除術)。あまりに大きなものはどれだけ複数回にわたり切除を繰り返しても最終的に全てを切除し終えることができません。
縫合線はやがて瘢痕になり傷跡になります。時間とともに周囲の皮膚となじんで有る程度は目立ちにくくなっていきますが、完全に消えてなくなることはありません。ですので、必ず傷跡は残るものと考えてください。また、大きいタトゥーを切除した場合、縫合線にはかなりテンション(緊張)がかかり引っ張られます。緊張の程度により傷は広がって幅を持ちますし、場合によっては傷が盛り上がったり(肥厚性瘢痕)することがあります。
施術の流れ
- STEP1 カウンセリング
-
タトゥーが切除可能かどうか、切り取ったときに周囲の皮膚が寄るかどうか、切除法がその方に合っているかどうか、などを診察します。
- STEP2 デザイン
-
どのように切除をするかをデザインします。傷跡がなるべく目立たないように考えてデザインします。
- STEP3 麻酔
-
局所麻酔の注射を行います。希望があれば静脈麻酔も併用することで無痛にて切除が可能です(オプション)。
- STEP4 切除縫合
-
タトゥー部分の皮膚をデザインの通りに切除し、止血を行った後、皮膚を寄せて丁寧に縫合します。
- STEP5 ドレッシング
-
軟膏を塗布しガーゼで覆い、テープで圧迫します。
- STEP6 アフターケア
-
通院は7~14日後に抜糸に来ていただきます(通常は7日後、緊張が強い場合は14日後)。また、創が順調に治癒しているかのチェックに適宜通院していただいております。
基本的に術後すぐに通常の生活が可能ですが、シャワー浴は術後2日目以降でお願いします。
タトゥーが大きいと複数回に分けて切除しますが、分割切除の場合は切除後2ヵ月後以降で、皮膚の伸び具合を見ながら次回の日程を決めます。
施術のポイント
- Point1
- 所要時間
- タトゥーの大きさによって大きく変わりますが、約30分~1時間。
- Point2
- 施術回数・間隔
- 細長いものや小さなものは1回。幅のあるものは2~3回。
- Point3
- 痛み
- 局所麻酔時に一般的な注射の痛みがあります。
- Point4
- ダウンタイム
- 創部は2日間塗らせません。
- Point5
- アフターケア
- 傷が広がらないように、半年間特殊なテープの貼付をおすすめしています。
リスク・副作用
基本的には切除術はリスクの大きい施術ではありません。小さいタトゥーであれば、何か好ましくない結果が起きる可能性はかなり低いと言えます。タトゥーが大きくなればそれだけリスクも増えますが、全体としては合併症は稀と言えます。以下、タトゥー切除術を行った場合のリスクです。
- 創哆開
- 閉じていた創が開いてしまうことです。タトゥーが大きくなると縫合線には大きな緊張がかかります。創は外側だけでなく、中(真皮)でも縫合しているので、抜糸をしても簡単には開きませんが、緊張がとても強い場合や、強く引っ張られた場合などに開いてしまう可能性があります。
- 肥厚性瘢痕
- 創縁には切除したタトゥーの大きさに応じてテンション(緊張)がかかります。このテンションが大きいと場合により創が盛り上がることがあります。この盛り上がりの程度が大きいとケロイドと呼ばれます。
- 感染
- 創が細菌に汚染されると膿を伴う炎症を引き起こします。糖尿病などをお持ちの場合は特に気をつける必要があります。治療には抗生剤の内服や点滴を行います。
料金表
タトゥーレーザー除去
※料金は全て税込表示です。
面積 (平方cm) |
1回料金 |
年間パスモニター料金(6回) |
25 |
33,000円 |
99,000円 |
50 |
49,500円 |
148,500円 |
100 |
74,250円 |
222,750円 |
200 |
133,100円 |
399,300円 |
300 |
188,100円 |
564,300円 |
※離れた場所にあるタトゥーは別個のタトゥーとして扱い、それぞれに料金を計算致します。面積を合算することはできません。
※カラータトゥーの場合は上記料金の30%増しになります。
※2年目以降の年間パスモニター料金は上記の50%の金額となります。
※1回で照射できるのは300㎠までとさせていただきます。それ以上の面積の場合は日を分けて行います。
※クリーム麻酔をご希望の場合は1回ごとに別途11,000円(税込)がかかります。
タトゥー切除
※料金は税込表示です。
施術 |
料金 |
タトゥー切除
切除幅1cmにつき |
16,500円 |
タトゥー切除
分割切除が必要な場合 切除幅 1cmにつき |
27,500円 |
※切除幅とは予想される最終的な縫合線の長さを意味します。細長い形(縦>>横)の場合はおおむねその縦の長さと同じくらいで、縦横ほぼ同じ長さ(縦=横)の場合は縦(横)の長さの約1.5~2倍程度になります。(複雑な形の場合はこれには当てはまらないことがあります。)
※上記の費用には局所麻酔、内服、再診処置の料金はすべて含まれます。
※切除術の最低料金は99,000円(税込)となります。
その他の料金表はこちら